Kindle以外の電子書籍出版プラットフォーム
日本国内では、Kindle Direct Publishing (KDP) 以外にも、電子書籍出版プラットフォームが存在します。以下はその主要なものです。
楽天Kobo Writing Life
Koboとは Koboは、楽天が提供する電子書籍販売サイトで、小説やビジネス書を中心に幅広いジャンルの作品が揃っています。特にビジネス系の読者にとっては欠かせない存在と言えるでしょう。
楽天Koboは、漫画アプリを除いて、Amazonの次に国内で最も多く利用・課金される電子書籍サービスとして知られています。このため、多くの読者の目に触れる機会が増えることが強みと言えます。
多くの楽天ユーザーはポイントを保有しています。このポイントを使用することで、電子書籍の購入の敷居がさらに低くなります。
「楽天経済圏」として知られる、ポイントを効率的に増やせるキャンペーンや特典があり、これらのポイントは楽天Koboでの購入にも利用可能です。実際、楽天のユーザーの中には平均で約1万ポイント(1ポイント=1円)を持つ人も多いとのデータがあり、これだけのポイントで書籍を購入できるユーザーが多いと推測されます。
手数料については、本体価格が299円以上の場合、30%となります。この手数料の設定は、主要なプラットフォームの中では、楽天Koboが低手数料を適用しやすい条件を提供していると評価できます。
楽天Kobo Writing Life
https://books.rakuten.co.jp/e-book/rakutenkwl/
Apple Books
Appleは、世界的に知られる最大手のテクノロジー企業であり、その製品とサービスは幅広いユーザー層に受け入れられています。その中でも、Apple Booksは特筆すべきサービスの一つです。Appleが提供するこの電子書籍販売サービスは、非常に高い潜在的なリーチを持っています。
pple製のデバイス、特にPC、スマートフォン、タブレットには、初めから「ブック」というアプリがインストールされています。このAppleBooksアプリの存在によって、Appleユーザーは非常に手軽に電子書籍を購入したり、読むことができる環境にあります。
さらに、Apple Booksの利用に関しての手数料は、多くの大手電子書籍プラットフォームと比較しても、条件なしの30%という非常にリーズナブルな価格設定となっています。この手数料の低さは、出版者や作家たちにとって、販売コストを抑えながら本を市場に出す大きなメリットとなるでしょう。
一方で、Apple製のデバイスを持っていないユーザーは、AppleBooksを通じて電子書籍を購入することが難しい状況にあります。具体的には、AndroidデバイスユーザーはAppleBooksアプリが提供されていないため、利用ができません。さらに、WindowsのPCユーザーも、iTunesというプラットフォームで電子書籍の内容を確認することはできても、実際の購入には至らないのが現状です。
日本の市場を見ると、WindowsのPCやAndroidのスマホやタブレットを利用しているユーザーは決して少なくなく、この層を無視してAppleBooksだけで販売すると、大きな市場機会を逸してしまうリスクが考えられます。
したがって、Apple Booksでの販売を主軸とするのではなく、多様なプラットフォームにも目を向け、販路を拡大することを検討することが、最も効果的な販売戦略と言えるでしょう。
Apple Books
https://itunespartner.apple.com/jp/books/
やはりAmazonの力は強大ですね。Amazonと日本国内ではシェア2位の楽天の2つ押さえておけば出版においては十分かと思います。プラスAppleみたいな感じですかね。
他にもありますが、あまり意味はなさないと思います。