今日は、家庭裁判所から呼び出しが来て親父と家裁に行ったところから話そうね❗️
正直、あまり記憶がないんだよな。ただ、一緒の日に呼び出された連中が10人くらいいたかなぁ…。まぁ、みんな悪そうなヤツばかり。私だけ場違いな感じだったよね。で、不思議とね…なんてんだろうなぁ。変な連帯感が形成されるのね。
病院の待合所で、じいさんばあさんが病気自慢したり共感したり…あの感じね。裁判所では、親と別れて席座らせられるのね。裁判長がくるまで多少間があるの。周り見回すとヤバそうなのばかりよ。
普段出会ったら、絶対にお近づきになりたくない人達だわな。怖いよ!横に座ってた奴なんてムエタイのボクサーみたいな顔してんだから。パクチーとか、トムヤムクンなんて名前じゃないかと思ったもの。そいつが話しかけてくんのよ。出来りゃスルーしたかったけどさ…
「おい、お前なんばしたとや?」黙っていると、聞きもしないのに
「俺、オナゴ乗せて四輪ば無免許で乗り回しよったとよね!したらパトに追いかけられてくさ、カーチェイスたいな!凄かと思わんや?」ひとしきり自慢した後「お前はなんばしたとや?」また聞いてきた…
「二輪…無免許… 」それだけ言った。「二輪や?250ccや?おー、やるばいねぇ〜国道ば飛ばしよって、白バイにやられたちゃろ?よかぞ、よかぞ!」何も言ってないのに、私の武勇伝が勝手に出来上がっていく(≧∇≦)
流石にねぇ、この雰囲気でラッタッタに乗ってロンリーマン歌いながら田舎道をチンタラ走ってたら交番のおまわりさんに捕まった…なんて言えなかったなぁ。こういう時って人間見栄張るもんなんだね!
で、裁判長が入ってきたら一人一人前に名前呼ばれて行かなきゃなんない。そこで罪状読まれて間違いない確認される。そんなに時間はかからなかった。その後、多少説教されたのかな?
でも、正直複雑だったよ。罪人だもんな。罪状認めて席に戻る時親父を見たらなんとも言えない顔してんだよ。元々、そんなにやんちゃした方じゃないけど、今後親にこんな思いだけは絶対にさせないと強く誓ったね。
その後、数ヶ月間学校は音沙汰なしよ。こりゃ逃れたかなぁ…そんなある日。担任の先生に「おい、今から生徒指導部に行ってこい。理由はわかっとるな?」あー、とうとう来た❗️
生徒指導部に入ると、「おー来た来た!わが、無免許して捕まっとったげなな。よー今までのうのうと学校に来よったねぇ。よか根性しとるたい。お前ゃ、停学二週間❗️さぁ、床屋すっぞー!」校則で、停学を受けると1ミリの長さで丸刈りにしなければならない。生徒指導部のバリカンで先生が刈ってくれる。
マルガリータ!セニョリータ!
私は家裁も停学も笑い飛ばせた。前歴?上等❗️でも、親に対する申し訳なさだけは今も消えないんだよね。